観光
富士山と江の島を望む、ヨットとウィンドサーフィンの聖地
森戸海岸は葉山を代表する景勝地であり、マリンスポーツの中心地。
葉山町の森戸海岸は、前景に江の島、背景には雄大な富士山がそびえるという絶景を望むことができる、葉山を代表する景勝地である。葉山で一番広い砂浜を持ち、夏には家族連れにも人気の海水浴場として賑わう。夕暮れの景色は「森戸の夕照」として「かながわの景勝50選」にも選ばれており、太陽が富士山の頂上に重なって沈む「ダイヤモンド富士」が見られる時期には、多くの人がこの絶景を目当てに訪れる。
海岸の南側に鎮座する森戸神社(森戸大明神)は、源頼朝ゆかりの古社で、頼朝がこの地に別邸を建てたことや、のちの将軍たちも来遊したことが『吾妻鏡』に記されている。神社へは森戸川にかかる「みそぎ橋」を渡っていくことができる。沖合約700メートルの名島には赤い鳥居が立ち、そのそばには俳優・石原裕次郎の三周忌を記念して建てられた「葉山灯台(裕次郎灯台)」が佇み、夕暮れ時には海面がオレンジ色に染まる美しい光景が広がる。景観、信仰、そして文化人ゆかりの記念碑が同じ海岸線の中に重なり合っているという点が、森戸海岸の大きな魅力になっている。
森戸海岸から南へ進むと一色海岸があり、こちらは葉山御用邸と、御用邸の付属邸跡地に整備された葉山しおさい公園の目の前に広がる、「日本の水浴場88選」にも選ばれたビーチになっている。ふたつの海岸を歩き比べることで、葉山という町が持つ、賑わいと静けさの両方の表情に触れることができる。海水浴シーズンには海の家や監視所も開設され、ファミリー層にも安心して楽しめる環境が整えられている。
景観、信仰、文化人ゆかりの記念碑が同じ海岸線に重なり合っているという事実に、森戸海岸の奥深さがある。富士山と江の島を望むこの景色は、何度訪れても飽きることがない。
森戸海岸へはJR逗子駅や京急の逗子・葉山駅からバスでアクセスでき、葉山観光の起点として多くの人が最初に訪れる場所だ。海水浴シーズン以外も、散策や写真撮影のために年間を通じて多くの人が足を運んでいる。
葉山マリーナや葉山御用邸を紹介する記事とあわせて読むと、葉山という町が持つ景観と歴史の厚みをより多面的に知ることができる。
森戸海岸周辺には、海を眺めながら食事ができるレストランやカフェも点在しており、景色とあわせて食事を楽しむ人も多い。
景色と食事の両方を楽しめるという点が、森戸海岸の大きな魅力になっている。
何度訪れても新しい発見がある、それが森戸海岸の尽きない魅力だ。


