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三日間続く鎌倉の秋の大祭、鶴岡八幡宮例大祭
9月14日から16日、武道大会や日本舞踊が奉納される鎌倉最大級の神事。
鶴岡八幡宮の年間行事の中でも最も重要な神事のひとつとされる例大祭が、2026年も9月14日から16日までの3日間にわたって執り行われる。源氏の氏神として、また鎌倉の総鎮守として篤い信仰を集めてきたこの神社にとって、例大祭は一年を締めくくる秋の大きな節目にあたる神事だ。期間中は、神前にお茶を供える献茶会、花を供える献華会をはじめ、武道大会や日本舞踊の奉納など、さまざまな神賑行事が舞殿や境内で次々と行われ、参道から本宮にかけて多くの参拝者で賑わう。
例大祭の中日にあたる9月15日には、境内で最も格式高い神事が執り行われるのが通例となっており、白い装束をまとった神職たちが本宮へと向かう厳かな行列は、鎌倉の秋を象徴する光景のひとつとして知られている。夏の間、小町通りや若宮大路を訪れていた観光客の数は落ち着きを見せ始める時期だが、例大祭の期間だけは境内が再び多くの人で埋め尽くされる。
武道大会では、弓道や剣道など複数の競技が奉納演武として披露され、日本舞踊の奉納では、地元の舞踊関係者が舞殿の上で優雅な舞を披露する。こうした奉納行事は観覧無料で、事前予約なしに見学できるものがほとんどのため、鎌倉観光のタイミングを合わせれば、普段は目にすることのできない神事の様子に触れることができる。
鶴岡八幡宮は鎌倉駅から徒歩10分ほど、段葛の桜並木を歩いた先に境内が広がっている。小町通りの記事でも触れた通り、観光地としての賑わいと、こうした厳粛な信仰の場としての顔をあわせ持つのが鶴岡八幡宮の特徴だ。例大祭の時期に鎌倉を訪れる際は、普段とは違う神社の表情にもぜひ目を向けてみてほしい。混雑が予想されるため、車で訪れる場合は周辺の交通規制にも注意しておきたい。
境内の授与所では、例大祭の時期にあわせた特別な御朱印が用意されることもあり、御朱印集めを楽しむ参拝者にとっても見逃せない時期になっている。段葛の桜並木は秋にはまだ紅葉には早いが、夏の緑が少しずつ落ち着いた表情を見せ始める頃で、参道を歩くだけでも季節の移ろいを感じ取ることができる。
湘南Doors編集部としても、季節ごとに姿を変えるこの神社の様子を、今後も継続して取材していきたいと考えている。
境内を歩きながら、鎌倉が積み重ねてきた信仰の歴史の重みを、あらためて感じ取ってみてほしい。
湘南Doorsでは、こうした季節ごとの祭事も継続して取り上げていく予定だ。
来年もまた、この時期に訪れたいと思わせる神社である。