観光
由比ガ浜と材木座、どちらに行く? - 鎌倉の二つのビーチの違いを整理する
滑川を境に隣り合う鎌倉の二つのビーチ。アクセスの便利さ、賑わいの雰囲気、駐車場の有無など、目的と人数に合わせてどちらを選ぶべきか整理した。
鎌倉市内には由比ガ浜・材木座・腰越と三つの海水浴場が連なっているが、観光客が迷いやすいのが、市の中心部に隣接する由比ガ浜と材木座の使い分けだ。二つのビーチは、滑川(なめりかわ)の河口を境に東西に並んでいる。河口の西側が由比ガ浜海水浴場、東側が材木座海水浴場で、直線距離にして数百メートルしか離れていないにもかかわらず、雰囲気と使い勝手にははっきりとした違いがある。
由比ガ浜海水浴場は、江ノ電「由比ヶ浜駅」「和田塚駅」「長谷駅」のいずれかから徒歩約5分という抜群のアクセスを持つ。JR鎌倉駅東口からは徒歩約15分。鎌倉観光の動線上にあるため、寺社巡りのついでに足を延ばしやすく、夏のハイシーズンには鎌倉エリアで最も混雑する。海の家は約16軒が軒を連ね、バラエティ豊かな飲食や更衣室・有料シャワーが揃う。また、車いすでも砂に取られないよう整備されたボードウォークが各海の家をつなぎ、バリアフリー対応が進んでいる点も特徴だ。遊泳時間帯はソフトボードのみ可で、通常のサーフィンは開設時間外(午前9時前・午後17時以降)に限られる。駐車場は海水浴場に直結した専用駐車場がなく、近隣の県営由比ガ浜地下駐車場(普通車188台)を利用することになる。
一方、材木座海水浴場は横幅約1,100m・奥行き約40mと、由比ガ浜と並ぶ広さを持つ遠浅のビーチで、鎌倉三つのビーチの中でも海の家の数が11軒とやや少なく、落ち着いた雰囲気で知られる。アクセスはJR鎌倉駅東口から京急バスで「小坪経由逗子駅」行きに乗り「材木座」バス停下車すぐ、または徒歩約20分。電車での最寄りが由比ガ浜よりやや遠いため、車での訪問者も多い。駐車場は県営材木座駐車場(普通車63台)が利用でき、由比ガ浜地下駐車場(普通車188台)も利用圏内となる。公共シャワーは無料で3か所設けられており、夏の海水浴シーズンにはキッズ&ファミリービーチが開設されるため、小さな子ども連れのファミリーにも向いている。
まとめると、鎌倉観光とセットで動く場合や、江ノ電を使ってさっと海へ向かいたいなら由比ガ浜が便利。ただし夏は混雑を覚悟する必要がある。一方、落ち着いた浜でゆったり過ごしたい、駐車場を使って車で来る、小さな子どもと波の穏やかな砂浜を楽しみたいという場合は材木座が選択肢になる。どちらのビーチも遊泳シーズンは7月1日から8月31日の9:00〜17:00が基本で、監視員と救護所が設置される。鎌倉市内では飲酒やバーベキューなど火の使用が禁止されているルールも共通しているため、事前に確認してから出かけたい。