イベント
相模川河口近くの夜空を彩る、夏の締めくくり
七夕まつりと並ぶ、平塚の夏を代表するもうひとつの風物詩。
湘南ひらつか花火大会は、相模川河口近くの「ひらつかタマ三郎漁港(新港)」を会場に、毎年8月第4金曜日に開催される平塚の夏の風物詩である。昭和26年に地元・須賀地区の人々が始めた「須賀納涼花火大会」をルーツに持ち、豪華スターマインを含むおよそ3000発の花火が湘南の海を背景に夜空を色鮮やかに彩る。湘南ひらつか七夕まつりが商店街を舞台にした賑わいだとすれば、この花火大会は開けた水辺の景観を活かした行事であり、平塚の夏の始まりと締めくくりという、対になる二つの行事として長く親しまれてきた。
近年は、観覧会場に有料指定席を設けるとともに、クラウドファンディングで支援を募る取り組みも行われており、地域ぐるみで夏の風物詩を支える新しい仕組みづくりが進められている。この花火大会と七夕まつりという、規模の異なる二つの夏の行事が同じ平塚の街で行われているという事実は、この街が古くから商業と観光の両面で祭り文化を大切に育んできたことの証だといえるだろう。夜空に開く花火を見上げながら過ごすひとときは、平塚に暮らす人々にとっても、訪れる観光客にとっても、夏の終わりを実感させる特別な時間になっている。
観覧会場は事前チケット制の有料指定席で、ゆっくりと花火を楽しみたい人のニーズに応えている。一方、新港の西側などの砂浜から無料で観覧することもできる。海に面した開けた立地は、遮るものが少なく、大きく打ち上がる花火を存分に堪能できる絶好のロケーションになっている。
夜空に開く花火を見上げるひとときは、平塚に暮らす人々にとっても訪れる人にとっても、夏を締めくくる特別な時間だ。地域全体で支える仕組みが、この行事の継続を支えている。
会場へは、JR平塚駅南口から須賀港行きのバスで約10分、下車後徒歩5分で、当日は臨時バスも運行される。会場付近に駐車場はなく、周辺では交通規制も敷かれるため事前の確認が欠かせない。海に面した開けた立地だからこそ、大迫力のスターマインを間近で楽しむことができる。
湘南ひらつか七夕まつりの記事とあわせて読むことで、平塚の夏がどのように彩られているのか、その全体像をつかむことができる。
開催は毎年8月第4金曜日が基本で、延期の場合は翌々日の日曜日となるため、訪れる前には最新の公式情報を確認しておきたい。
夏の夜空を彩るこの行事は、平塚の人々にとって欠かせない年中行事になっている。