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空を埋め尽くす、日本有数の七夕飾り
昭和26年から続く、関東三大七夕まつりのひとつ。
戦後の商業振興策として昭和26年に始まった湘南ひらつか七夕まつりは、仙台の七夕まつりを手本として発展し、今日では茂原七夕まつり、狭山市入間川七夕まつりと並んで関東三大七夕まつりのひとつに数えられるほどの規模を誇るようになった。メイン会場である「湘南スターモール」と「紅谷パールロード」には、5メートルを超える大型飾りを含む豪華絢爛な七夕飾りが隙間なく連なり、夕方からはライトアップも行われて、空を埋め尽くすかのような圧巻の光景が広がる。開催期間の3日間には、例年150万人前後という全国でも有数の来場者が訪れている。
まつりの目玉のひとつである「七夕おどりパレード」では、湘南ひらつか織り姫を先頭に、市内の企業や市民団体が街を練り歩き、まつりを盛り上げる。一方で、飾りの制作には多くの費用と手間がかかるため、1990年代をピークに飾りの数が年々減少するという課題にも直面してきた。2001年からは市民団体「湘南七夕の会」と平塚市が連携し、公募による市民飾りの掲出を続けることで、この夏の風物詩を次の世代へとつなぐ取り組みが今も続けられている。
戦後まもない昭和26年に商店街の有志たちの手で始められたこのまつりは、当初は今よりもずっと小規模なものだったとされるが、年々規模を拡大しながら、日本を代表する夏の風物詩へと成長していった。期間中には七夕飾りのコンクールも実施され、商店主たちが趣向を凝らした大型飾りを競い合う様子も見どころのひとつになっている。夕方以降のライトアップされた飾りは昼間とはまったく違う表情を見せるため、日没後に訪れるのもおすすめだ。
空を埋め尽くす七夕飾りを見上げるたびに、この規模を維持し続けてきた人々の努力に思いを馳せずにはいられない。夏の風物詩は、こうした地道な取り組みの積み重ねによって守られている。
会場となる湘南スターモールは平塚駅北口からすぐの距離にあり、期間中は駅前一帯が多くの人で埋め尽くされる。夜のライトアップされた飾りの下を歩く体験は、昼間とはまったく違う華やかさがあり、日没後にもう一度訪れる価値のある祭りだ。
湘南ひらつか花火大会の記事とあわせて読むと、平塚という街が一年を通じてどれほど祭り文化を大切にしてきたかがよくわかる。
七夕飾りの多くは商店主やボランティアの手作業によってつくられており、その制作過程を紹介する展示が行われることもある。
こうした積み重ねが、日本有数の七夕まつりとしての評価を支え続けている。