企業・店舗
1967年創業、サーファーが憧れるサーフショップ
辻堂サーファー通りのシンボルとして半世紀以上愛されてきた老舗。
辻堂のサーファー通りにたたずむMABO ROYALは、1967年創業という湘南でも屈指の歴史を持つサーフショップである。日本におけるサーフィン文化がまだ黎明期にあった時代からこの地で営業を続けており、その店の歴史そのものが、日本のサーフィンカルチャーが発展していく過程と重なり合っている。全国のサーファーの間で名前が挙がる憧れの店のひとつとされ、湘南でサーフィンを始める人にとっても、経験を積んだベテランにとっても、特別な意味を持つ場所として語り継がれてきた。
辻堂という街は、海までの近さと都心への通勤のしやすさという、一見すると相反する二つの条件を兼ね備えた珍しい立地にある。自転車の荷台にサーフボードを積んで通りを走り抜ける人々の姿は、この街の日常の一部として定着しており、MABO ROYALはまさにそうした暮らし方を象徴する存在といえる。周辺には辻堂海浜公園や辻堂海水浴場といった海のスポットが広がっており、店を訪れた人々がそのまま海へ向かう動線が、街の風景の中に自然に組み込まれている。半世紀以上にわたって同じ場所で営業を続けてきたという事実自体が、辻堂という街の変わらない魅力を物語っている。
辻堂のサーファー通りには、MABO ROYALのほかにも個性的なサーフショップが点在しており、初めてサーフィンに挑戦したいという人向けにボードのレンタルやスクールを行っている店も少なくない。海までの距離が近いため、仕事帰りや休日の朝に軽くひと波乗ってから帰るという「サーフィンのある暮らし」を実践しやすいのも、この通り一帯の特徴だ。長年地域に根ざしてきた店ならではの安心感を求めて、遠方からわざわざ足を運ぶ常連客も多い。
半世紀以上にわたって同じ場所に立ち続けてきたという事実は、それ自体がひとつの信頼の証だ。辻堂という街が持つ変わらない魅力は、こうした老舗の存在によって支えられている。
辻堂駅南口からサーファー通りまでは徒歩やバスでアクセスでき、海水浴シーズン以外も年間を通してサーファーの往来が絶えない通りだ。店先にはボードやウェットスーツが並び、通り自体が湘南のサーフィン文化を体現するひとつの景観になっている。
辻堂の暮らしを紹介する「暮らし」カテゴリの記事とあわせて読むと、サーフショップという存在が街全体の中でどう位置づけられているかが見えてくる。
毎年決まった時期にはサーフィン関連のイベントが辻堂周辺で開かれることもあり、ショップ巡りとあわせて参加してみるのもおすすめだ。

