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蔦屋書店を核に、辻堂の休日をアップデートした複合施設
2014年開業、都心にも負けないおしゃれな一角が辻堂に生まれた。
藤沢市辻堂元町の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」の一角に、2014年12月にオープンした湘南T-SITEは、蔦屋書店を中心に、飲食店や雑貨店、ライフスタイル関連のショップが集まる複合商業施設である。書籍や雑誌だけでなく、暮らしにまつわるさまざまな提案をひとつの空間の中で体験できるという、代官山などの都心の蔦屋書店にも通じるコンセプトがそのまま湘南に持ち込まれた形になっている。2024年12月に開業10周年を迎え、翌2025年には「Well Being」をテーマにしたリニューアルも進められてきた。
海と自転車とサーフボードの街だった辻堂に、本と暮らしを楽しむカルチャーの拠点が加わったことで、この街を訪れる人の目的やイメージは一段と多層的なものになった。休日には家族連れやカップル、一人でゆっくり本を選びに来る人など、さまざまな過ごし方をする人々が同じ空間の中に緩やかに共存している。海辺の街というと開放的でアクティブなイメージが先行しがちだが、湘南T-SITEはそこに、静かに本を読んだり、ゆったりとカフェで過ごしたりするという、また別の休日の選択肢を加えた場所だといえる。
館内にはカフェを併設した書店エリアのほか、雑貨店やレストランなど複数のテナントが入っており、一日ゆっくり過ごせる構成になっている。館内だけで買い物から食事、読書まで一日を過ごせるほどの充実ぶりだ。海に近い立地でありながら、都会的な洗練さを併せ持つというこの複合施設の在り方は、辻堂という街のポテンシャルの高さを象徴していると言えるだろう。
本と暮らしを楽しむ文化拠点が海辺の街に加わったことで、辻堂を訪れる理由はより多層的なものになった。海だけでなく、こうした静かな時間の過ごし方も、この街の新しい魅力になっている。
湘南T-SITEへは、辻堂駅からタクシーで約10分、藤沢駅北口からはバスで約15分の「藤沢SST前」下車すぐで、辻堂駅北口発のバスでも行くことができる。駅前のテラスモール湘南とはまた違う、辻堂を代表する複合施設だ。本を選ぶだけでなく、カフェでゆっくり過ごしたり、雑貨店で暮らしの道具を探したりと、さまざまな時間の使い方ができる。
テラスモール湘南や肉のホドシマなど、辻堂エリアの他の記事とあわせて読むことで、この街の商業と暮らしの厚みをより多面的に理解できる。
館内には仕事場として使える「SHARE LOUNGE」もあり、休日の読書だけでなく、平日の作業場所としても利用できる。

